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House909
2026
計画地
敷地面積
建築面積
延床面積
構造
用途
設計
構造設計
設備設計
施工
撮影
アワード
広島県
164.03 m²
47.72 m²
78.25 m²
木造 地上2階
専用住宅
岸本吉正
村田龍馬設計所
山﨑設備設計
永本建設
山内紀人
ウッドデザイン賞2026
ライフスタイルデザイン部門 入賞
建物を建て替えても、土地に蓄積された時間は引き継ぐことができるだろうか。 代々受け継がれてきた土地に建つ、設計者自身が幼少期を過ごした築65年の貸家。改修と建て替えを検討した末、惜しまれながらも解体することとなった。 新たな建築では、住み手が活動や記憶を重ねられる場を整えた。広島電鉄の軌道敷石や植栽を残し、ブロック塀は撤去。旧家屋の瓦や小屋梁は外構や家具に転用した。残された外構、旧家屋から転用した素材、新たな波板の外壁や大庇。来歴の異なるものが重なり合い、風景が立ち現れる。半割丸太で支える3mの大庇、羽柄材を組んだ格子ロフト、中央階段は、人と環境を緩やかに媒介する。用途や環境との関係を一つに定めず、住み手が営み方を選び、時間を重ねていく住まい。 築年数の経過によって価値が減少するとされる賃貸住宅において、時間の積み重なりを建築的な価値へと転換することはできるだろうか。

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